イベント情報_東アジア文化都市2016奈良

奈良町にぎわいの家 岡田一郎 林和音

期間: 2016年09月03日(土) ~ 2016年10月23日(日)

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  • FLOW (okada)
    FLOW (okada)
  • FLOW (hayashi)
    FLOW (hayashi)
  • FLOW (okada)
    FLOW (okada)

 
作品イメージ

奈良町にぎわいの家

 

アーティスト 岡田一郎 林和音
タイトル FLOW (okada) / FLOW (hayashi)
作品概要 岡田一郎
私がならまちの町家に住んで5年になる。家には古くからの井戸があり、私はその何メートルも下にある暗く澄んだ水面に引きつけられた。
その後、ならまちには井戸が多く、その地下水脈は春日山の方から流れてきていること、井戸の水位は井戸ごとに異なり、地下水脈は重層的に流れていることを知った。
井戸を掘り、その水で生活をしていたかつての住人は、ならまちの下を複雑に流れる地下水脈のイメージを感じ取っていたのだと思う。
私はこれまで、身の回りの環境を、視点を変えたり要素を限定して捉え直したりすることで、見過ごしていた意味や価値を見出すことを目的に制作を続けてきた。
今回は、この地下水脈のイメージを実際の井戸を取り込みながら提示し、新たなならまちの風景を見つけ出したいと考えている。
林和音
ならまちの風景の中でも町家建築は、情緒あふれる存在感を醸し出している。会場であるにぎわいの家は、路面に面している入口からは想像できないほどの奥行きのある生活空間が広がる。その土地の気候や利便性を考え建てられた空間は、一見個別に区切られているように思われるが、襖や障子を開け放てば一続きの繋がりを感じることができる。その特性を生かし、空気や時間の流れを元にイメージを起こし、主に離れ座敷と通り座敷、各広間の天井空間に作品を展開する。棕櫚縄や衣服や布地を裂いたものを用いて、編み繋いだパーツを立体構成し、過去、現在、未来へと時間を紡ぐようなインスタレーション作品を発表する。
会場 奈良町にぎわいの家
大正6年(1917年)に古物商によって建てられた町家で、茶室や15帖もある広い座敷、金箔の貼られた仏間のほか、襖絵や装飾など、その空間構成や意匠に所有者の嗜好が感じられます。現在は、二十四節気をテーマに節季を感じる町家の良さや生活文化を発信する空間として奈良町のにぎわいの場になっています。作品は会場全体に展示します。
作品鑑賞時間 9:00 ~17:00・水曜休
プロフィール 岡田一郎岡田一郎
1976年、奈良県に生まれる。見慣れた環境から新たな認識を導き出すことをテーマに、音を用いたインスタレーション作品や展示場所の場所性を取り込んだ作品、写真を用いた作品などを発表している。関西を拠点に活動し、「リアルのリアルのリアルの」(和歌山県立近代美術館、2015年)、「reverberation― 残響」(奈良町にぎわいの家、2015年)などで作品を発表。奈良町在住。
 
 
 
 
 
林和音林和音
1984年、大阪府に生まれる。自然界の営みや情景を発想の起点とし、紐や縄、素材を編みつないで立体構成したものを空間に展開するインスタレーション作品を制作する。2007年より関西を拠点に活動。個展や六甲ミーツ・アート:芸術散歩2015(六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅)、奈良・町家の芸術祭:HANARART2012(大和郡山市、浅井邸酒蔵)などのアートイベントで作品を発表している。