イベント情報_東アジア文化都市2016奈良

奈良オリエント館 田中望

期間: 2016年09月03日(土) ~ 2016年10月23日(日)

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かやり火の蔵

かやり火の蔵

 

  • 奈良オリエント館
    奈良オリエント館

 

アーティスト 田中望
タイトル かやり火の蔵
作品概要 蔵は昔の記憶がしまわれているところと考え、その中で蚊帳を使ったインスタレーションを展開する。ならまちは蚊帳の製造販売でも有名だが、その歴史を調べてみると奈良晒とのつながりが見えてくる。蚊帳は、ある世代までは共通に記憶された生活の風景となっているだろう。今では使われなくなってしまったが、かつては嫁入り道具に持たせ一生の財産になるような大変貴重なものだ。また、「奈良の町で十分の九は布(奈良晒)でくらしをたて、他の商売のものも、妻子に布織りや苧うみをやらせているから、布で渡世しない家は一軒もないくらいだ」と言うほど、生活に関わりの深い奈良晒。早くから分業が進んでいた奈良では、東部山間と呼ばれる地域で仕立てた布を、柳生街道を通ってならまちまで卸しにもきていたという。生活の場所としてのならまちを見ようとすると、他の地域との関係性がとても深いように感じた。蚊帳や晒布にまつわる風景のようなものを描いた作品を展示する。
会場 奈良オリエント館
幕末から戦前まで米問屋が営まれた町家。昭和60年代には町家を生かした民間資料施設「奈良オリエント館」として古代ペルシャの文物等が展示されていました。現在は喫茶スペースやライブバーなどが入っています。作品は、米問屋時代に麦を保管する麦蔵に展示します。
作品鑑賞時間 10:00~19:00・月曜休
プロフィール 田中望1989年、宮城県に生まれる。その土地の民俗や歴史のリサーチと現場での体験を通して、場所の記憶や共同体のイメージを神話的な風景として描き出す。《洛中洛外図屏風》のように、細部をみることから出発してより大きな全体の意味を読み解く絵画作品を発表している。2014年、VOCA展2014(上野の森美術館)にて大賞を受賞。これまでにアートフロントギャラリー、横浜美術館アートギャラリーなどで個展を開催。大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2015参加作家。